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SAFEクリニック

SAFEクリニックは、“こころのリスク状態”や“初回精神症(サイコーシス)”の専門外来で、仙台市の東北大学病院にあります。こころの病をできるだけ早く的確に診断し、できるだけ早期に必要な相談や治療を行うことを目標としています。このことで、こころの問題を抱えている若者がよりよい生活を行うことができるようにサポートしたいと考えています。問題が大きくなる前に、早くから予防的にかかわることが大切です。

SAFEクリニックは次の2つからなっています
・早期支援外来:精神症(サイコーシス)にはじめてなった方(初回精神症)の専門診療
・こころのリスク外来:精神症(サイコーシス)になるリスクが高い、“こころのリスク状態”の専門診療

どのような人が対象ですか?

※SAFEクリニックの対象となるのは、以下A、B、C、Dの基準をすべて満たす方です。
早期支援外来の場合は、Aのa)の症状が、少し強くなっている場合です。診察によって、どちらの支援が適切か私たちが判断いたします。

A.下記a)、b)、c)のいずれかに該当し、そのために苦しんでいたり、日常生活に支障を来している方

a)軽度の精神症症状でお悩みの方 例えば、以下のような症状が出てくることがあります。

  • ものの見え方がおかしい、幻視のようなものが見える
  • ものの聞こえ方がおかしい、空耳のようなものが聞こえる
  • 普通では起こらない不思議な感覚があったり、おかしな経験をしている
  • 誰かに危害を加えられているという考えが出てきて困っている
  • ひどく疑り深くなる
  • 自分のことが皆に知られていると感じて困る
  • 考えがどんどん湧いてきて自分でコントロールできない
  • 思いこみのせいで、普段とはまったく違う行動をとる
  • 行動や言動がまとまらなくなり、自分をコントロールできない
  • あらゆる事に意味があるように感じ、不気味でしょうがない

チェックリストを利用することで、ご自分でチェックすることができます。

b)明らかな幻覚や妄想、まとまらない思考などの精神症の症状を経験したが、1週間未満で自然に消えた方

c)ご両親のいずれか ,もしくはご兄弟のいずれかが統合失調症など精神症(精神病)の方、
 あるいはご本人が統合失調型パーソナリティ障害の方で、
 過去1年間に、社会生活での役割や機能を果たす力が大きく低下した場合

B.14歳から35歳までの方

C.東北大学病院精神科に定期的に通院できる方

D.以下のいずれにも当てはまらない方

  • これまでに、統合失調症や双極性障害(躁うつ病)などの精神症(精神病)にかかったことがある
    (但し、他の病院で統合失調症と診断された場合でも、国際的な診断基準を満たさない場合はこの限りではありません)
  • パーソナリティ障害のために、危険な自殺行動や暴力行為を繰り返す恐れがある
  • アルコール、シンナー、大麻、覚醒剤などの依存症が明らか
  • 知的障害が明らか

SAFEクリニックを受診した方の、およそ6~7割の方が基準を満たし、その後の診療を受けています。困っている症状や問題についてお話することで、適切な対応や治療を考えていくことができるはずです。一緒にあなたに合った解決法を見つけていきましょう。

診療について

SAFEクリニックでは、話し合いによる相談を大事にします。

  • 悩んでいる症状や自分では気づいていない症状を含めて、詳しくお話しを聞きます。
  • ご本人がもっとも苦しんでいる症状や問題に焦点を当てるようにします。
  • 認知療法の考え方をとり入れた治療を心がけています。

SAFEクリニックでは、できるだけ薬は少なくするよう心がけています。

  • 困っている症状をやわらげるために、薬を使うことが必要な場合もあります。
    その場合は、できるだけ少ない種類、少ない量での治療を心がけています。
  • こころのリスク状態では、薬が必要でない方もいます。
  • 精神症(サイコーシス)の場合には、お薬による適切な治療が必要となります。お薬については、ご本人とよく相談し、くわしい説明を行いながら用いるようにいたします。
  • お薬を飲む場合には、しばらく飲み続ける場合もあれば、しばらく飲んで止める場合もあります。

SAFEクリニックでは、脳の働きを評価するための検査を行います。

  • こころのリスク状態では、注意力、集中力、記憶力などが低下している時があります。
  • 必要性やご希望に応じて、脳の写真(MRI)、脳の血流を計ることもできます。

SAFEクリニックでは、診療に必要な時間を十分とるようにします。

  • 最初の数回は、詳しい聞き取りや、検査のためにおよそ2時間くらいの時間が必要です。
  • 通常の診療は、必要に応じて20分~50分くらいで行われます。

SAFEクリニックでは、分かりやすい説明を心がけ、ご家族に対する相談も行います。

こころのリスク外来では、調査協力をお願いすることがあります。

  • 診療で得られた情報は、今後の診療の進歩に役立てる調査のためのデータとして用いる場合があります。
    情報はプライバシーに配慮し、個人情報に配慮した形で整理、使用されます。
  • 調査は説明と同意にもとづいて行われ、同意が得られない場合でも診療に支障が出ることはありません。

初回の相談は原則無料ですが、初回から治療が必要な際には診療代がかかる場合があります。また、定期的な通院では、保険診療にもとづく通常の診療費がかかります。

相談・診療までの流れ

  1. まずは、東北大学病院精神科のSAFEクリニック担当までお電話ください。
    こころのリスク状態の可能性があるかどうか、簡単な質問をさせていただきます。
    その上で、初回相談日の予約を相談いたします。事前にe-mailで問い合わせることも可能です。
  2. 東北大学病院3階の精神科外来へお越しいただき、受付にお名前をおっしゃった上で、
    「SAFEクリニックで先生と約束して相談に来ました」と伝えてからお待ちください。
  3. 担当者が来ましたら診察室で面接を行います。
    困っている症状や問題について詳しくお話をうかがい、症状を評価するために必要な検査を実施することで
    “こころのリスク状態”であるか、あるいは“精神症(サイコーシス)”であるか判定をします。
    当外来の対象となる診断基準にあてはまるかどうか、その状態についての説明を行います。
  4. 治療が必要と判断され、継続的な治療を希望される場合には、認知療法などのカウンセリング、
    必要に応じた薬での治療などを引き続き行います。診療の中には、定期的な症状の評価も組み込まれています。
    また、ご家族に対しては、病気への理解を深めて頂くための説明や相談をいたします。
  5. こころのリスク状態、あるいは初回精神症(サイコーシス)の基準に当てはまらない場合には、原則的に当外来での治療を行うことはできません。
    最寄りの医療機関で治療を受けていただくなど、その後については可能な範囲でご相談に応じます。

相談・診療までの流れ

アクセス・お問い合わせ先

地図
所在地

〒980-0874 仙台市青葉区星陵町1-1
東北大学病院 精神科外来(外来棟3階)

交通案内

地下鉄:
仙台市営地下鉄「北四番丁」駅下車
北2出口より八幡町方面へ徒歩約10分

バス:
仙台駅前バスのりば「10」「15」「25」「29」「31」番
又は八幡方面行きのバスに乗車「大学病院」前下車

お問い合わせ先

電 話:022-717-7737
E-Mail:info@safe-youthcentre.jp
SAFEクリニック外来担当